ショック・呼吸不全(ACLS-EP)(1):ACLS-EPコースとは

01、ACLS-EPコースとは

1、はじめに

ここでは(このカテゴリーでは)ショック(全身循環不全)・呼吸不全について説明を行っていきます。今後ここで行うショック(全身循環不全)・呼吸不全についての説明はACLS-EPコース(またはACLS-EPプレコース)の中で講義・実習を行っています。そのため、まずはACLS-EPコースの紹介から行います。

ACLSコースのメインテーマが、心肺停止・呼吸停止・重症不整脈であったのに対して、ACLS-EPコースのメインテーマは、ショック(全身循環不全)・呼吸不全です。ちなみに、ショック(全身循環不全)・呼吸不全は心肺停止・呼吸停止・重症不整脈の次に重篤度及び緊急度が高い病態です。これらの概念のイメージは図1のとおりです。

心肺停止周辺の概念

ACLSコースでは、心肺停止・呼吸停止・重症不整脈に対して、臨床現場で遭遇すると考えられるほとんどのパターンを網羅したシナリオを通して、その診断と治療について実技練習をしました。

ACLS-EPコースは、心肺停止・呼吸停止の次に重篤且つ緊急度の高いショック(全身循環不全)・呼吸不全に対して、ACLS-EPサーベイを使ったアプローチの方法を学習し、その方法でショック(全身循環不全)・呼吸不全の診断・治療を実践練習します。

また、このACLS-EPコースの予備または補助コースとしてACLS-EPプレコース(約4時間半、受講料無料)がありますので、こちらもご参照宜しくお願いします。

、ACLS-EPコースの概要

ACLSコースの一段上のコースです。ACLSコース修了者を対象に、「心血管系」・「心拍再開(ROSC)後の治療」・「臨床薬理と中毒学」・「呼吸と代謝」の4つのテーマに関して症例ディスカッションを行うコースです。ACLSコースのテーマが、心肺停止・呼吸停止・重症不整脈であったのに対してACLS-EPコースのテーマは、ショック(全身循環不全)、呼吸不全です。ACLSコースのようなアルゴリズムを覚えるのでなく、症例ベースに診断法・治療法のディスカッションを行います。

尚、このコースはACLSコースの更新も同時に兼ねていますので、ACLS更新コースを終了したことにもなります。そのため、このACLS-EPコースの最初は、ACLSコースの筆記・実技試験から始まります。

https://www.fukuhaku-tc.org/courseDetail_ACLSep.aspx

3、ACLS-EPコースの内容

0、ACLSの復習試験(メガコード実技、ACLS筆記)
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
1、心血管系症例(ST上昇型心筋梗塞、心原性ショック、虚血性脳卒中、等)
2、心拍再開(ROSC)後の治療
3、臨床薬理と中毒学症例
(トキシドローム、ベンゾジアゼピンン系薬、三環系抗うつ薬、等)
4、呼吸と代謝症例(気管支喘息、アナフィラキシー、高カリウム血症、
糖尿病性ケトアシドーシス、等)

4、 ACLS-EPコースの受講条件、受講時間、受講料

受講条件: 過去においてAHA・ACLSコースを受講していること
(有効期限は問わない)
受講時間: 1日間 (約9時間半)
受講料: 20,000円

5、ACLS-EPコースプログラム

https://www.fukuhaku-tc.org/program/ACLSEPCourseProgram.pdf

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