- 2016年9月12日
- 2023年2月9日
ACLSとは|ACLSの要点整理|Ⅴ、徐脈への臨床的対応
Ⅴ、徐脈 G-2020対応 徐脈・頻拍に対する臨床的対応の全体像 徐脈・頻拍の診療を行う場合に重要なことは、その徐脈・頻拍が不安定な状態にあるかどうかの診断です。 不安定な状態にある徐脈を症候性徐脈(symptomatic bradycardia)、 […]
Ⅴ、徐脈 G-2020対応 徐脈・頻拍に対する臨床的対応の全体像 徐脈・頻拍の診療を行う場合に重要なことは、その徐脈・頻拍が不安定な状態にあるかどうかの診断です。 不安定な状態にある徐脈を症候性徐脈(symptomatic bradycardia)、 […]
Ⅳ、心肺停止 G-2020対応 心肺停止の波形 心肺停止に至った過程に関わらず、心肺停止の心電図の波形は除細動(電気的治療)の適応があるかないかで2つに大別されます。 除細動の適応がある波形は、心室細動(VF:ventricular fibrilla […]
Ⅲ、電気治療 G-2020対応 1、電気治療の概念と分類 電気治療とは、除細動の適応がある心肺停止(心室細動・無脈性心室頻拍:VF / pulseless VT)や循環動態が不良な頻拍(不安定な頻拍)・徐脈(症候性徐脈)に対して行う電気を使った治療の […]
Ⅱ、呼吸管理と人工呼吸 呼吸停止・心肺停止に対する人工呼吸 呼吸停止・心肺停止の状態では、人工呼吸は、1)バッグマスク(BM)を用いて行うか、2)気管挿管(高度な気道確保)で行うかにより人工呼吸の方法が違います。その違いを【図表2-1】にまとめました […]
Ⅰ、BLS評価・初期評価・2次評価 【図表1-2】心肺停止・呼吸停止 における診断と対応 評価 診断 対応 意識なし、呼吸なし、循環なし 心肺停止 CPR、除細動 意識なし、呼吸なし、循環あり 呼吸停止 人工呼吸(1回/6秒) 【図表1-3】心肺停止 […]
Ⅳ、窒息・気道異物 1、窒息(呼吸停止)と気道異物 急変による呼吸停止は、ほとんどの原因が窒息であり、その原因のほとんどが気道異物による気道閉塞である。気道閉塞は重篤度により軽度と重度に分類される。軽度は不完全閉塞、重度は完全閉塞を意味する。それぞれ […]
Ⅲ、小児・乳児のBLS 1、成人のBLSと小児・乳児のBLSの違い 成人に対するBLSについては前述したが、成人のBLSがBLSの基本である。小児・乳児に対するBLSは、基本である成人のBLSと違う点を把握すると理解しやすい。それぞれの違いを、BLS […]
Ⅱ、成人のBLS 1、BLSアルゴリズム BLSアルゴリズム(手順)は前述したとおり、1)意識がない患者(反応がない患者)、2)急変または急変を疑った患者に行うアルゴリズムである。このアルゴリズムは2つのステップから成り立ち、ステップ1が意識・呼吸・ […]
Ⅰ、BLS総論 BLS(basic life support) BLS(basic life support)とは、心肺停止または呼吸停止に対する1次救命処置のことである。ここで出てきたBLSを定義する重要な概念である「心肺停止」、「呼吸停止」、「1 […]